2005年04月

2005年04月30日

サハラ砂漠のすすめ(後編)

(続き)

マラケシュを出た車は、
一行を乗せ、荒野をひたすら走り続けました。

この時、モロッコは7月。
欧州ではバカンスシーズンでも
モロッコでは事情が違います。
日中、気温は40℃を軽く超え、
車内は冷房をかけても、蒸し風呂状態。
2リットルのミネラルウォーターが、
すぐお湯になってしまいました。

そこへ、突如前方にそびえ立つ摩天楼を発見!
その名も、アイト・ベン・ハッドゥ。
世界遺産にも登録されている、
日干し煉瓦造りの集落です。

b3911489.jpg

映画『アラビアのロレンス』のロケ地だそうな。
とにかく、青空とのコントラストが美しい。
熱さの中で、蜃気楼のようにゆれる建物。。。
おっと、危ない!
この時、気温はなんと45度!
急いで木陰を探さないと、熱射病になってしまうらしい。
口の中まで渇いていくのを感じます。
ちょっと過酷な旅になってきました・・・。

101982ae.jpg

車は走り続け、アトラス山脈を超えました。
山脈の向こうはもう、
地中海からの湿った風も届きません。

そんな中、一ヶ所だけ緑に覆われた土地を発見!
運転手さん曰く、これがオアシスだそうです。
日本人のイメージとはだいぶ違うけど、
確かにそこだけが木々に覆われ、
緑にこびり付くように住居が密集していました。
こんな過酷な世界でも、自然の生命力はすごい。

さて、
いよいよサハラ砂漠が近づいてきたようです。

緑も、集落も、もう見当たりません。
一面が土に覆われた悲しい世界。
それに砂が混じり、
徐々にその割合が増してきました。

もう、砂漠はすぐそこです。

9dff76c8.jpg

そして、到着の瞬間!
砂漠のアリ地獄に引き寄せられるように、
遂にここまで来ちゃいまいました。
マラケシュを出て35時間後のことです。
感動もひとしお!
思わす、1シャチ!!
夕陽をバックに、感動的な光景です(笑)

40f29339.jpg

そして、一行はラクダに乗って
遊牧民が暮らすテントへ。
この日は砂漠の中で一泊することに。
横を見ると、砂に映る自分達の影が。
砂のキャンパスに一瞬のアートです。

598a5f0a.jpg

疲れもピークだったけど、
長旅のご褒美は、夜に用意されていました。

それは満点の星空!!
「無」の世界、砂漠。
そこでは、何に邪魔されることもなく
すぐ近くで星が輝いていました。

ただただ言葉を失う迫力!
大げさでなく、宇宙を感じた一瞬でした。

サハラ砂漠の旅はこれでおしまいです。
途中、暑さのせいでツラい旅だったけど、
最後の星空が報いてくれました。

星空の写真は、敢えて載せません。
だって自分の目で確めて欲しいから、
ともったいぶってみる。
本当はうまく撮れなかっただけです(笑)

でも、ハネムーンに砂漠なんてのも
ロマンチックでいいかも?
最高の夜になる事をお約束。
但し、途中喧嘩になっても責任は取りませんけど。

明日もいい日でありますように。

【バックナンバー】
vol.1 イビザ島のすすめ
vol.2 ミコノス島のすすめ
vol.3 ドブロヴニクのすすめ
vol.4 サハラ砂漠のすすめ(前編)
vol.5 サハラ砂漠のすすめ(後編)
vol.6 バージュ・アル・アラブのすすめ
vol.7 シエナのすすめ
vol.8 牛追い祭のすすめ
vol.9 VIA DELL’AMORE(愛の小道)のすすめ。【Lovers限定】
vol.10『天国にいちばん近い島』のすすめ
vol.11ドイツW杯のすすめ
vol.12ザキントス島のすすめ
vol.13スペイン・アンダルシア地方のすすめ
vol.14シティ・ナイト・ライン(夜行列車)のすすめ
vol.15アラブ世界研究所@パリのすすめ
vol.16ネグリル(ジャマイカ)のすすめ
vol.17ハバナ(キューバ)のすすめ
vol.18やっぱ海でしょ!バラデロのすすめ
vol.19バックパッカーで行きたい、チェコのすすめ
vol.20ロンシャン教会のすすめ
vol.21マラケシュ&エッサウィラのすすめ 
vol.22ゴア(インド)のすすめ
vol.23神々が眠るカトマンズ(ネパール)のすすめ
vol.24ガンジス川で沐浴のすすめ
vol.25サナア(イエメン)のすすめ
vol.26セイシェルのすすめ【世界一のビーチを探して】 
vol.27ピトレスクなパリのすすめ
vol.28スリランカでアーユルヴェーダのすすめ
vol.29母島(小笠原諸島)のすすめ
vol.30地中海の楽園、マヨルカ島(スペイン)のすすめ 
vol.31南仏プロヴァンスのすすめ
vol.32マドリッドのホテルで一夜限り・・・のすすめ
vol.33セント・ジョン島のすすめ【世界一のビーチを探してⅡ】
vol.34近くなったドバイとアブダビのすすめ
vol.35オーベルジュ・バスクのすすめ
vol.36オランダがオレンジに染まるクイーンズ・デイのすすめ
vol.37週末限定!ベローズビーチのすすめ【世界一のビーチを探してⅢ】
vol.38プローチダ島(イタリア)のすすめ
vol.39ケファロニア島(ギリシャ)のすすめ

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2005年04月29日

サハラ砂漠のすすめ(前編)

GW旅行に行けない人のための(?)
おすすめ旅行シリーズ第4弾☆
今回は、アフリカ大陸のサハラ砂漠をご案内します。

アフリカ大陸といっても、モロッコは欧州の目と鼻の先。
スペインの南端アルヘシラスから
世界史でならった「ジブラルタル海峡」を横断し、
フェリーで4時間程行くと、そこはもう北アフリカです。

今回の旅の目的地は、サハラ砂漠でした。
でも、アフリカ=砂漠でもなければ、
サバンナでも、熱帯雨林でもありません。
沿岸部は地中海性気候なので、
砂漠が見たければ、もっと降雨量の少ない
南へ、南へ、1,000キロほど南下しなければなりません。

7efbd3f2.jpg

またしても長い旅が始まりました。
まずは電車に乗ること8時間。
徐々に外の景色が渇いてくるのがわかります。
欧州とはまったく違う車窓にわくわくし、
途中、カサブランカという街で途中下車しました。

『カサブランカ』というと、花の名前や、映画のタイトル、
マリアージュ・フレールのフレーバーにもなってるから
どれだけ観光名所があるのかと期待してたんだけど、
実際はモロッコ一の経済都市だそうな。

8c99b1ea.jpg

でも、このカザにあるハッサン2世モスクだけは必見。
代々木上原にあるモスクとはレベルが違う(笑)
とにかくデカイ!!
中も見学したけど、床はぴっかぴかで天井にシャンデリアだし。
でも、これって礼拝の施設でしょ・・・。
イスラム教徒のいう“施し”の意味を問いたくなります。

安宿に1泊し、ここから終着駅のマラケシュまで
一気に南下しました。

bf258359.jpg

ここは見所も、観光客も多く、みやげ物屋も豊富。
こんな感じで色とりどりの陶器が人気らしいです。

金も無いのに覗いてたら
そこで超イケてるタムタム(太鼓)を発見!
荷物になるとわかっても、絶対欲しくなり、
30分交渉した結果、履いてたボロボロのアディダスと
交換してくれました(笑)
写真ないのが残念?、
ちなみに太鼓は今、うちのクローゼットの中に眠ってます(笑)

45c5641e.jpg

夜もこんな感じで屋台でモリモリ食べれます。
モロッコ料理といえば、タジンに、クスクスが有名。
どれも美味しいんだけど、
イスラム国だけに、アルコールは置いてないのが残念ね。

マラケシュはマジで熱い!
この屋台のあるジャマ・エル・フナ広場は
毎晩、夜の1時過ぎまでお祭り騒ぎ。
大道芸人や聖水売りなどのパフォーマーが集う中、
マンガとかでよく見るコブラ使いも発見!!!
ピロピロ?にあわせて本当に壷から出てきました(笑)

余りにも居心地が良くて、
ずっとここにいたくなっちゃうのがマラケシュマジック。
でも、ここまで来たら砂漠まで行きましょう☆
ここからは車をチャーターするんですが、
その方法がまたユニーク!
カウンターにある宿のノートに名前と出発希望日を書き、
7人集まれば出発なんです(笑)

幸い7人はすぐに集まりました。
日本人、オーストラリア人、アメリカ人、アルゼンチン人。
ある種、RPGのパーティーみたいな。
ちょっと冒険気分に浸りつつ、
いよいよサハラ砂漠に向けて出発です!

5ef4ca7e.jpg

明日もいい日でありますように!

(後編に続く)


【バックナンバー】
vol.1 イビザ島のすすめ
vol.2 ミコノス島のすすめ
vol.3 ドブロヴニクのすすめ
vol.4 サハラ砂漠のすすめ(前編)
vol.5 サハラ砂漠のすすめ(後編)
vol.6 バージュ・アル・アラブのすすめ
vol.7 シエナのすすめ
vol.8 牛追い祭のすすめ
vol.9 VIA DELL’AMORE(愛の小道)のすすめ。【Lovers限定】
vol.10『天国にいちばん近い島』のすすめ
vol.11ドイツW杯のすすめ
vol.12ザキントス島のすすめ
vol.13スペイン・アンダルシア地方のすすめ
vol.14シティ・ナイト・ライン(夜行列車)のすすめ
vol.15アラブ世界研究所@パリのすすめ
vol.16ネグリル(ジャマイカ)のすすめ
vol.17ハバナ(キューバ)のすすめ
vol.18やっぱ海でしょ!バラデロのすすめ
vol.19バックパッカーで行きたい、チェコのすすめ
vol.20ロンシャン教会のすすめ
vol.21マラケシュ&エッサウィラのすすめ 
vol.22ゴア(インド)のすすめ
vol.23神々が眠るカトマンズ(ネパール)のすすめ
vol.24ガンジス川で沐浴のすすめ
vol.25サナア(イエメン)のすすめ
vol.26セイシェルのすすめ【世界一のビーチを探して】 
vol.27ピトレスクなパリのすすめ
vol.28スリランカでアーユルヴェーダのすすめ
vol.29母島(小笠原諸島)のすすめ
vol.30地中海の楽園、マヨルカ島(スペイン)のすすめ 
vol.31南仏プロヴァンスのすすめ
vol.32マドリッドのホテルで一夜限り・・・のすすめ
vol.33セント・ジョン島のすすめ【世界一のビーチを探してⅡ】
vol.34近くなったドバイとアブダビのすすめ
vol.35オーベルジュ・バスクのすすめ
vol.36オランダがオレンジに染まるクイーンズ・デイのすすめ
vol.37週末限定!ベローズビーチのすすめ【世界一のビーチを探してⅢ】
vol.38プローチダ島(イタリア)のすすめ
vol.39ケファロニア島(ギリシャ)のすすめ


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2005年04月28日

配属先。

決まりました。
希望通り?どうだろう。
ごちゃごちゃ言わず、
がむしゃらにやるしかない。

明日も、別にいつも通り。

絶対に活躍してやる。




at 00:55|PermalinkComments(0)

2005年04月24日

練習場の「当たり前」。

卒業後も週イチでお邪魔している練習場。
先日金曜日には、大護も来ていた。
意外としぶとい8代目(笑)
今日はそんな8代目の「当たり前」について。

放課後。
北門をくぐり、メンストを進み、
ざわめく8ピロを抜けて、体育館横に入っていく。
現役の頃と変わらないはずの道のり。
でも、ひとつだけどうしても慣れない今の「当たり前」がある。

それは、音楽。
現在、音源の使用は教室・体育館内に限られている。
だが、僕らが現役だった頃は、
体育館横でガンガン音をかけて踊ることが出来た。
その音楽は8ピロはもちろん、
売店や正門付近まで届いていた。
(そりゃ苦情も出るわなー)

だから、当時は練習場に近づくにつれて、
音もだんだんと聴こえてきた。
まるでクラブのフロアに入っていく時のように
胸がワクワク、ドキドキしたものだ。
曲を聴いて、
「あれ、今日はスカラベのチーム練かな」とか、
「ああ、このダフトパンクはげんちゃんだ」とか
誰が練習してるいるのかさえわかった。
今、一番寂しく感じるのはこの感覚がないこと。

もちろん、8ピロを突き抜けて、
そこで友達を見つけた時の嬉しさは、
今も昔も変わらないんだけど・・・。

昔の「当たり前」が消え失せ、
今の「当たり前」が生まれる。
きっと今の子たちにとってはなんでもないこと。

そんな「当たり前」が、時々寂しく感じます。
もう、おじいちゃんですね(笑)

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さて、明日も練習行くぞー。
明日もいい日でありますように。


at 15:05|PermalinkComments(7)

2005年04月21日

GWは8連休。

今年のGWは例年にない大型連休!
僕も新人ながら、8連休取れそうです。
今のところ、

メイド「GWの計画は?」

自分「特にありません。」

メイド「それはいい計画ですね。」

みたいな感じです。
某リゾートMOOKのコピーじゃないけど、
「何もしない贅沢」ってやつを
満喫してみようかなと。
埼玉県で・・・。
要はまだ何も予定がないだけです・・・。

ちなみに8連休取れる代わりに、
4月29、30日に休日返上で
ハワイ州観光局主催の
ハワイ・プロモーションキャンペーンに参加してます、
アロハシャツ着てね(笑)
お台場ビーナス・フォートでやってるんで、
デートとかで近く寄られる方は、
冷笑してやって下さい。写メールも歓迎です。
ちなみにゲストはあのコニシキですよ?☆
デブ専の方はぜひ!

明日もいい日でありますように。

at 22:42|PermalinkComments(5)

2005年04月20日

野球部入部!

この度我が社で唯一の部活動である野球部に
正式に入部することになりましたので
ここにご報告させていただきます。

【プロフィール】
176cm 63kg
右打ち右投げ
背番号42番
ポジション ベンチ
野球歴 ゼロ


・・・さて、困ったことになりました。
誰よりもベースボールキャップが似合わないこの俺が
野球部に入部することになってしまいました。
うちの会社では「若手男性社員は全員入部」がしきたりらしく
先輩社員から頂いた案内のメールでも、
「早急にユニフォームのサイズと希望背番号を送るように」
と、そこに「入部拒否」の選択肢はありませんでした。

例えば。
「8番、ライト、伊澤。」
自分でもまったく想像がつきません。

しかも、ウチの野球部は出版リーグの中でも
一番レベルの高いカテゴリーAに所属しており、
経験者もゴロゴロいて、
中には甲子園の土を踏んでいる方もいらっしゃるとか・・。

そんな中、自分に何ができるというのか。
思い浮かべられる姿といえば、
デッドボール。
トンネル。
自打球。(痛い!) 
どうなることやらです。

でもね、この「42」という背番号は、
黒人メジャーリーガー第1号の
ジャッキー・ロビンソン(ドジャース)という選手が
付けていた番号で、現在ではなんと
アメリカ大リーグの全てのチームが
永久欠番に設定している偉大な番号なのです。
すごいでしょ?
背中だけ。

だからー。
体育の授業くらいしか野球の経験ないんですけど、
実は野球より断然サッカー派なんですけど、
つーかマジでボール怖いんですけど、
やるからには頑張ろうと。
打率3割目指して練習してみようと。
そんなわけで、バッティングセンター行ってきまーす。

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記念すべきデビュー戦は、5月15日です。


当日は怪我しませんように・・・(涙)

at 22:54|PermalinkComments(7)

2005年04月17日

上京計画。

これまで自分は、小・中・高・大学と
ずっと都内の一等地にある校舎で学んできた。
そして、現在勤務するオフィスも赤坂という好立地だ。
偶然とはいえ、『東京生まれ、東京育ち』の自負が俺にはある。
だからこそ、「実家はどこなの?」と聞かれると歯がゆい。

何を隠そう、俺は埼玉県民である。
「池袋からわずか15分!」と必死の言い訳をしたところで、
所詮048で始まる市外局番である。
やれムッシューだとか、おフランスだとか呼ばれても、
所詮単なるダサイタマ人なのである。

先月、新社会人になるにあたって、
ダンスの親友であり、同じ埼玉同盟の一員だった
シンペイ君が都内で一人暮らしを始めた。
しかも目白に、だ。

これには非常にショックを受けた。
裏切られた感と、置いてかれた感でいっぱいである。
川越市から、豊島区へ。
華麗な転身を遂げた彼は、
悔しいが一回り大きく見えた。

俺は今、猛烈に都内に住みたい!
経済的自立を果たし、一人暮らしがしたい!
通勤列車も終電時刻も気にしない生活がしたい!
そして、あんなことや、こんなこと。。。
まだ見ぬ新生活を想像しては胸が膨らむばかりである。

現実的に可能なのは仕事が落ち着き、
貯金が出来る1年後あたりからだろうか。
だが、妄想というのは、止まることを知らない。
早速ではあるが、都内に物件を探してみた。

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俺は物件探しなどした事がないので、
順序もよくわからないのだが、
最低限これくらいの間取りは欲しい、
というのが上の図である。

部屋は寝室と仕事部屋、最低2つは欲しい。
友達を呼んでワイワイするリビングはもちろん、別である。
それと、欠かせないのがバルコニーだ。
風呂上がり。
ビールを片手にバルコニーで夜風にあたるのが、
俺の描く理想の一人暮らしスタイルである。

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仕事部屋はこんな感じだろうか。
パソコンは本音を言うと2台欲しい。
まあ目の前に夜景が広がれば、仕事もはかどるというものだろう。

0366e55b.jpg

んで、リビングはこんな感じ?
とりあえずソファーはこんなちっこいやつじゃなくて
もっとドカーンといきたいんだけど。
キッチンからポンポンっと料理が出てくるのはいいね。
土曜の昼は友達呼んでホームパーティで決まりだから。
俺も料理とかしちゃう気満々だからね。

fec46005.jpg

あと海なし県で生まれ育った俺としては、
やはり東京湾を眺めてワイングラスをチリンといきたい。
ということでこんな物件を発見。
まあこれくらいのレベルなら文句もないかな。
まあ今回一番気に入ったのは
この下のなんだけど、どんな部屋かイマイチ
よくわかんないんだよねー。

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んで、気になるお値段のほうは?
・・・。
まあシンペイが目白だから、
俺は高田馬場以南だったらいっかー。

明日もいい日でありますように。

at 22:53|PermalinkComments(9)

2005年04月12日

ドブロヴニクのすすめ

ネタがない時の、おすすめ旅行シリーズ第3弾。
今日はクロアチアのドブロヴニクです。

「映画『魔女の宅急便』の舞台になった街が実在する。」

そんな噂を聞いた瞬間から、この旅計画はスタートしました。
初めて映画を見たのは、中学生の頃。
自立の旅に出るキキも13歳という設定なので、
幼心にも自分とキキを重ね合わせ、
感情移入した記憶があります。
ちょっとだけ映画のイメージをおさらいしましょう。

8474fc2f.jpg

僕的には、今にもホウキから落ちそうな
ジジが心配で仕方無いのですが(笑)
その奥に見える海に突き出した美しい街のモデルが、
クロアチアの東端に実在するというのです。

いてもたってもいられなくなった自分は、
早速ホウキにまたがって出発・・といきたかったのですが
そこは人間らしく、学生らしく、
鉄道を駆使して向かうことにしました。(当時フランス留学中)
48時間の電車移動も慣れっこです。
イタリア・スロヴェニア・クロアチアの順に国境を超え、
スプリットという駅に到着すると、線路はここでおしまい。
ドブロブニクに行くためには、
さらにバスに乗り換えなければいけません。
苦労するぶんだけ、いやがうえにも期待は高まります。

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バスでの4時間は本当にあっという間です。
アドリア海の海岸線を走る最高のドライブコース。
入り組んだ海岸線と透明度の高いビーチが延々と続きます。
この先、どんな街があるんだろう。
ちょっとだけキキの気持ちがわかった気がしました。

そして、海岸線をひとつ、またひとつと越え、
ようやくドブロヴニクがその姿を現しました。

43633ccf.jpg


アドリア海の真珠。
そう呼ばれ、欧州の人々にも古くから愛されてきた
城塞都市ドブロヴニクです。
その旧市街は世界遺産にも登録されており、
美しさは折り紙つき。
魔女の宅急便のことは一瞬忘れて、
ただただ絶句してしまいました。

2b4de09d.jpg


今回、適当な旧市街の写真が無かったのですが、(編集者失格ですね・・)
もし興味があればネットやガイドブックで探してみてください。
石畳の街並みは映画の世界にワープしてしまったかのようです。

しかし、アクセスも不便で、日本人ツアーもほとんど無いドブロヴニク。
秘境といえば秘境の地です。
でも、だからこそ魔女の修行にはもってこいの街なんだろうな。

5e89da36.jpg


あの時、同世代のキキがすごく一人前の大人に見えた。
自分はまだまだ子供だった。
初めて魔女の宅急便を見てから、約10年。
ドブロヴニクで自分に問うのもいいかもしれません。

「23歳の自分はもう一人前ですか?」


明日もいい日でありますように。


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2005年04月11日

就活中の君へ。

通勤路の永田町では、相変わらず多くの就活生とすれ違う。
ちょうど一年前、自分も就活で苦しんでいたのを思い出した。

チラホラと周囲に内定が出始めるこの時期、
まだ決まってない自分はどうなってしまうんだろうと
悩むことも正直あると思う。

それが当たり前。
一昨年の10月、誰よりも早く就活を始めた自分は、
気付いたら誰よりも苦戦していた。
梅雨の蒸し暑い中を、汗だくのスーツで駆け回ってた。
6月中頃に内定をもらうまで、不安で、惨めで、ツラくて仕方がなかった。

でも、今だから言えること。
あの一番つらかった時期に、
途中で投げ出さなくて本当に良かった!
自分に嘘ついて妥協しないで本当に良かった!
4月から念願の出版社で働き始めた俺は
アホみたいに毎日を楽しんでます。

既に内定した人は心からおめでとう☆☆
これからの人は、
内定の順番なんか気にすんな。
絶対自分を必要としている会社があるから
それまで自分を安売りするな。

偉そうにスイマセン。。。

明日もいい日でありますように。

at 23:35|PermalinkComments(8)

2005年04月10日

毒ガス攻撃。

AM5:25、くしゃみで目が覚める。
今日も花粉症との戦いが始まった。

繊細で、デリケートで、センシティブで、ナイーブな俺は
例年の20?30倍という花粉に対して、
敏感に、正確に反応している。
くしゃみの回数やティッシュ消費量も20?30倍。
毎年ツラいが、今年はレベルが違う。

しかし、これほどまでに気分を害する起こされ方というのが
他にあるのだろうか(いや、ない)。
悪夢にうなされたり、
いたずら電話で起こされたり、
この歳でおねしょしてしまったほうが、まだマシである。
(そのあと2度寝できるし。)

しかし、目から涙、鼻から鼻水では2度寝どころではない。
顔面を掻き毟っても、掻き毟っても、消せない不快感。
これは単なる花粉症ではない、
もはや毒ガス攻撃である。

いよいよ対策を講じないと、鼻水で脱水症状を起こしかねない。
「花粉症が治るよ」と勧誘されたら、
怪しい宗教団体にさえ入信してしまいそうで。
そんな中、『花粉対策用サングラス』とかいうのを見つけたけど、
これもウソくさいよなぁ。。
俺のとそんな変わんないしなぁ。。。

359e32cb.jpg


結論。
誰か、顔ごと交換しませんか?

明日はくしゃみで起きませんように。

at 17:23|PermalinkComments(5)