2005年06月

2005年06月22日

シエナのすすめ。

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「スローライフ」
「スローフード」
「スローコスメ」

最近話題のこういったライフスタイルが紹介される時、
必ず引き合いに出されるイタリアのトスカーナ地方。
今日はそんなトスカーナを代表するシエナという街の
スローモーションっぷりを紹介します。

シエナまでフィレンツェからバスで
わずか1時間15分。
日帰りでも行ける手軽さとは対照的に、
都会では決して感じることのできない
まったり感がこのシエナの魅力です。

例えば、
バスターミナルの時計は遅れているし、
バスはその時刻よりもさらに遅れてくるし、
だいたい乗客がその出発時間にさえ遅れて来ます。

それも「スロー」を付ければ万事OK。
きっとこれは「スローバス」だったんでしょう。
この街は、一日が30時間あるかのように
時間がゆっくり流れています。

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さて、街の紹介に戻ります。
カリン塔のように天に向かってそびえ立つのは
マンジャの塔。その高さ、なんと102メートル!
その塔のふもとに広がるカンポ広場は、
「世界で一番美しい広場」だとか「小宇宙」と
賞賛されているほど見事な広場です。

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しかーし!
シエナっ子のスローっぷりはここでも健在。
なんと多くの若者が一日の大半をこの広場で
日向ぼっこをして過ごしているのです。
世界遺産に登録されているのは
広場じゃなくて彼らじゃないかと疑うほどです。

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ちなみに、絵の具の「シエナ色」というのは
この美しい黄褐色の街並みからとったそうです。
ならば「シエスタ(昼寝の意)」の語源もシエナ人からきてる
のではないのかと思うほど、(実際は違うだろうけど)
まったりした街と人に出会うことが出来ました。

この街にいると、
時間通りに起床するのも、
あくせく名所を観光するのも
せかせかと荷造りをするのも、
すべてバカらしく感じてしまいます。
「スロー万歳!」
初めてシエナに来た人は、瞬く間に
このスローな生活が気に入ってしまうことでしょう。

しかし、そんなシエナにもバス停のすぐ側に
スローライフの天敵、マクドナルドが存在します。
さすがは世界を座巻するアメリカ外資。
徹底した教育のおかげで
(シエナっ子には拷問だったことでしょう)
とくに待たされることもなく
ビッグマックを購入することができました。

本来早さがウリのファーストフード。
しかし、その早さが煩わしく感じたら、
もうあなたも立派なシエナっ子なんですけどね。

さて、そんなシエナっ子とは180度違う生活を送る
我々日本人ですが、
まずは昼飯あたりから見直していこうじゃありませんか。
ファーストフードやコンビニばかり行ってないで、
ガソリン補給のようにかき込んでないで、
たまにはスローにランチタイムを満喫してみましょうよ。

なので、これを読んだ翌日はシエナデーということで、

明日の昼休憩が3時間になりますように!
(そのあと、昼寝タイムができますように!)

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ちなみにシエナからバスで2時間ほどの距離にある
サン・ジミニャーノもおすすめ!
「美しき塔の街」と呼ばれる世界遺産都市です。
(1枚目の写真もサン・ジミニャーノの塔の上からです。)


【バックナンバー】
vol.1 イビザ島のすすめ
vol.2 ミコノス島のすすめ
vol.3 ドブロヴニクのすすめ
vol.4 サハラ砂漠のすすめ(前編)
vol.5 サハラ砂漠のすすめ(後編)
vol.6 バージュ・アル・アラブのすすめ
vol.7 シエナのすすめ
vol.8 牛追い祭のすすめ
vol.9 VIA DELL’AMORE(愛の小道)のすすめ。【Lovers限定】
vol.10『天国にいちばん近い島』のすすめ
vol.11ドイツW杯のすすめ
vol.12ザキントス島のすすめ
vol.13スペイン・アンダルシア地方のすすめ
vol.14シティ・ナイト・ライン(夜行列車)のすすめ
vol.15アラブ世界研究所@パリのすすめ
vol.16ネグリル(ジャマイカ)のすすめ
vol.17ハバナ(キューバ)のすすめ
vol.18やっぱ海でしょ!バラデロのすすめ
vol.19バックパッカーで行きたい、チェコのすすめ
vol.20ロンシャン教会のすすめ
vol.21マラケシュ&エッサウィラのすすめ 
vol.22ゴア(インド)のすすめ
vol.23神々が眠るカトマンズ(ネパール)のすすめ
vol.24ガンジス川で沐浴のすすめ
vol.25サナア(イエメン)のすすめ
vol.26セイシェルのすすめ【世界一のビーチを探して】 
vol.27ピトレスクなパリのすすめ
vol.28スリランカでアーユルヴェーダのすすめ
vol.29母島(小笠原諸島)のすすめ
vol.30地中海の楽園、マヨルカ島(スペイン)のすすめ 
vol.31南仏プロヴァンスのすすめ
vol.32マドリッドのホテルで一夜限り・・・のすすめ
vol.33セント・ジョン島のすすめ【世界一のビーチを探してⅡ】
vol.34近くなったドバイとアブダビのすすめ
vol.35オーベルジュ・バスクのすすめ
vol.36オランダがオレンジに染まるクイーンズ・デイのすすめ
vol.37週末限定!ベローズビーチのすすめ【世界一のビーチを探してⅢ】
vol.38プローチダ島(イタリア)のすすめ
vol.39ケファロニア島(ギリシャ)のすすめ

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2005年06月20日

異業種交流会。

先週、金曜日。
初めて異業種交流会なるものに参加した。
@西麻布ErosBros
(ちなみに主催者はG-splash8代目同期、
スーパーキャリアウーマンのR・Y氏である。)

異業種、交流会・・・。

当初は、合コンが都合良くその姿かたちを
変えたものだとばかり思っていた。
(「お食事会」とかね、紛らわしい。それは合コンです。)

しかし、実際行ってみると、どうも様子が違う。
まずその人数、およそ30人。
しかも、男同士での積極的な名刺交換が目に付いた。

この時点で合コンとは趣向が違うと気付く。
ゲイパーティの可能性は残っていたが、
女性も同じくらい参加しているので、
それもなさそうだ。
ホッ・・。

合コンでも、同窓会でも、打ち上げでもない飲み。
学生時代そんな飲み会が何度あっただろうか?
これが異業種交流会というやつか?。
そして何より興味深いのは、
来ているメンツの多種多様っぷりだった。

商社・メーカー・IT・TV・広告・出版・外資金融
ベンチャー社長・司法研修生・パイロット・スッチーetc

21時?閉店まで、
普段接点のない他業種の人とたくさん話をすることが出来た。
自分の世界観が広がったようで、非常に面白かった。

実際、何人かは名刺を片手に
ビジネスチャンスを探っているようだった。
スッチーと司法研修生が果たしてどのような
ビジネスを展開するのかは少々疑問が残るが、
目的を持って参加すれば、非常に意義のある集まりといえるだろう。

こういうのは嫌いじゃないんだけど、
(政観主催のパーティは大好きだし)
名刺だけで人付き合いをしていく感が、まだ馴染めない。

金曜の夜くらい、ビジネス抜きの話をしたいとも思う。
ただただ単純に、面白い人とたくさん知り合えるだけでいい。

それが異業種交流会だとみんな仕事内容ばかりひけらかして
何よりも大切な「その人」を見ていない気がする。

誰もが知ってる大手に勤めていても、つまらない人間はいるし
携わっている仕事がたとえ小さくても、
魅力的な人を俺はいくらでも知っている。
だからこそ、どこかで虚しさも感じてしまった。

とかいって結構楽しんでたんだけどさー、
誘われたらまた行くんだけどさー。

明日もいい日でありますように。

at 00:56|PermalinkComments(5)

2005年06月12日

親友ニコラ。

話は少し遡る。
3月31日。
突然フランスから国際電話がかかってきた。
我が親友、ニコラからである。

「明日からサラリーマンだな、気分はどうよ?」(もちろんフランス語)

驚いた。
入社式前日に、わざわざ激励の電話をくれたのだ。
なんとも気の利く、心優しいフランス人である。

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今日紹介するニコラはフランス留学の時からの親友だ。
1年間、同じ寮で暮らし、毎晩のようにバカ騒ぎした。
大学も一緒だったが、キャンパスで会ったことは
1,2度しかなかった(笑)

初めて待ち合わせした時は、
お互いに寝坊した相性の良さである。
そんな彼との共通項は数多い。

・3度の飯より酒が好き。
・愛車はドイツ車。
・早起きするくらいならオールする。
・昔はワルだったと吹きたがる。
・サッカーシーズンオフは元気がない。
・昔ドレッドにしたせいで、現在前髪が薄い。 etc..

俺と違う点があるとしたら、
ニコはとにかく頭がいい。
頭がいいから、話にユーモアがある。
ユーモアがあるから、これで結構女性にモテる。

去年東京に遊びに来た時も、
新木場Agehaで日本人女性(しかも可愛い!)の
単独ナンパに成功し、2時間語り合ったツワモノだ。

ただ、詰めで番号交換を忘れるマヌケさが彼の魅力でもある。

ここ数年、日本男子の社交ツールとなりつつある
ウイニングイレブンもこなす話のわかる男である。
(ちなみに彼のこよなく愛するPSGは
我がエディットチーム浦和レッズに完敗したw)

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ちなみに「この写真、ベッカム似だね」と煽てると
嬉しそうに笑う。冗談なのに。
わかりやすい、本当に本当にいい奴なのだ。

おそらく一番遠いところで、
ボンジュール日記を読んでくれている親友ニコラへ。

Saluuuuut, mon pote Nico!!
Voila je t'ai presente comme promis, sans ridiculiser ;-)
T'as bien compris ce que j'ai ecrit?
Ah mais j'ai oublie de mentionner l'histoire de petit cul,non?
En fait la raison pour laquelle il apprend le japonais, c'est...
Bon,desole j'arrete de dire et ecrire n'importe quoi :-)

Toi, profite bien de la vie d'etudiant qui reste.
Si tu viens a Toyko en ete,tu seras tjs bienvenu chez moi !
Tokyo te deja manque, non?
Moi aussi j'ai vraiment la nostalgie de la chaleur aixoise.
mais mais...

この夏は仕事でフランス行けません(涙)

J' espere que demain sera aussi ''un bon jour'' !!

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ラリってないで、また得意のローストビーフ作ってね。

at 21:46|PermalinkComments(5)

2005年06月07日

モテよう大作戦。

俺が何かするたびに、
「けいいち?、それモテよう大作戦だろ?」と
必ずツッコんでくるダンスの先輩がいた。

フランス語を勉強することも、
メガネにこだわるのも、
髪型を変えることも、
ダンスをすることも、
そしてこのブログを書くことさえも、、、

やりにくいったらありゃしない。

その先輩に言わせれば
俺の行動はすべて「モテよう大作戦」なのである。
(単なる「作戦」との違いは未だ不明・・・。)

なるほど、とも思う点がないわけではない。

そもそもダンスを始めた理由に
「モテたい」が無かったと言えば嘘になる。

もし俺がのび太みたいなメガネをかけてたら
本当にのび太君になりかねないだろうから、
オシャレなメガネをかけたいんだと思う。

だが、仮に俺がその大作戦の司令官だとしたら
その戦果はゼロに等しく、
ここ数年はドロ沼化の一途なのに・・。

すると今度は、
その低落ぶりをあざ笑うかのように、

「また出たぁ、モテよう大作戦?!!」

の声が戦場に響き渡る。
俺は、容赦ない攻撃に脅え、
防空壕を探して逃げ惑う。
穴があったら入りたい、とはまさにこのことだ。

だから違うんですって。。

こちらが白旗振っても
もう3年以上その先輩は攻撃の手を緩めない。

俺ってそうとうモテたいのに、
モテてない惨めなキャラなのかぁ、と重傷を負うわけです。
(そんな作戦立てた覚えないのに・・・。)

そんなB?53(ゴミさん)の爆撃音に脅えてか、
今回の春パは行けません。
残念ですけど。

隠れて読んでないで、たまにはコメント残して下さいね☆

明日もいい日でありますように。

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人生に2度くるというモテ期、その1回目でしょうか?

at 00:25|PermalinkComments(4)