2006年11月

2006年11月29日

やっぱ海でしょ!バラデロのすすめ

ビーチリゾートはそれ程多く行ったわけじゃないけど
そんな中で一番おすすめしたいビーチが
こちらキューバにあるバラデロ。
カリブ海でも1、2を争う美しさと言われており、
このレベルのビーチに来ると
まるで笑い茸を食べたかのように
笑いが止まらなくなる。

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しかし、バラデロの何がナンバー1なのか。
海の透明度や砂の白さは、もはや競っても
仕方がない域まで達している。
ここで特筆すべきは点は
オールインクルーシブというサービスだ。

カリビアンリゾートの特徴でもあるこのシステムは
予め千円ほどをカウンターで払っておけば
滞在中ドリンクがおかわり自由となる。
つまり飲み放題on the beachというわけ!
灼熱の太陽の下で飲む、キンキンに冷えた
ビール、ピニャコラーダ、キューバリブレ。
笑いは奇声に変わる。楽しすぎる!

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バラデロが素敵な理由はまだある。
サルサの生演奏だ。
ジャマイカで流れていたレゲエも、
イビザ島で踊ったUKハウスも良かったけど
海風に当たって聴くサルサは格別!
これが浮かれポンチという状態だろうか。
ヨダレが垂れ落ちそうな脱力感に襲われてくる。

首都ハバナから車でわずか2時間の距離だけど
バラデロのビーチは人気が少ない。それがまたいい。

こんなにビーチで気持ちよくなるまで飲んだのは
生まれて初めて。
目の前の砂浜が真っ白な雲に、
透き通る海が大空に見えてきた。

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鳥にでもなった気分。
きっと今なら空も飛べるはず。

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イザ、
I belive I can fly?

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・・・

明日もいい日でありますように。

【バックナンバー】
vol.1 イビザ島のすすめ
vol.2 ミコノス島のすすめ
vol.3 ドブロヴニクのすすめ
vol.4 サハラ砂漠のすすめ(前編)
vol.5 サハラ砂漠のすすめ(後編)
vol.6 バージュ・アル・アラブのすすめ
vol.7 シエナのすすめ
vol.8 牛追い祭のすすめ
vol.9 VIA DELL’AMORE(愛の小道)のすすめ。【Lovers限定】
vol.10『天国にいちばん近い島』のすすめ
vol.11ドイツW杯のすすめ
vol.12ザキントス島のすすめ
vol.13スペイン・アンダルシア地方のすすめ
vol.14シティ・ナイト・ライン(夜行列車)のすすめ
vol.15アラブ世界研究所@パリのすすめ
vol.16ネグリル(ジャマイカ)のすすめ
vol.17ハバナ(キューバ)のすすめ
vol.18やっぱ海でしょ!バラデロのすすめ
vol.19バックパッカーで行きたい、チェコのすすめ
vol.20ロンシャン教会のすすめ
vol.21マラケシュ&エッサウィラのすすめ 
vol.22ゴア(インド)のすすめ
vol.23神々が眠るカトマンズ(ネパール)のすすめ
vol.24ガンジス川で沐浴のすすめ
vol.25サナア(イエメン)のすすめ
vol.26セイシェルのすすめ【世界一のビーチを探して】 
vol.27ピトレスクなパリのすすめ
vol.28スリランカでアーユルヴェーダのすすめ
vol.29母島(小笠原諸島)のすすめ
vol.30地中海の楽園、マヨルカ島(スペイン)のすすめ 
vol.31南仏プロヴァンスのすすめ
vol.32マドリッドのホテルで一夜限り・・・のすすめ
vol.33セント・ジョン島のすすめ【世界一のビーチを探してⅡ】
vol.34近くなったドバイとアブダビのすすめ
vol.35オーベルジュ・バスクのすすめ
vol.36オランダがオレンジに染まるクイーンズ・デイのすすめ
vol.37週末限定!ベローズビーチのすすめ【世界一のビーチを探してⅢ】
vol.38プローチダ島(イタリア)のすすめ
vol.39ケファロニア島(ギリシャ)のすすめ

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2006年11月16日

RENT来日公演!

今日は待ちに待ったRENT来日公演、初日!
18時半に定時きっかしGOで退社。
タクシーで会場の厚生年金会館まで
駆けつけると人人人で溢れかえってました。

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舞台設定は1980年代。
治安最悪と言われたニュー・ヨークの
イーストビレッジを描いたミュージカル。

「愛はお金じゃ買えないけれど、
借りることはできる。
しかも返さなくていい」
RENT(家賃)の請求で始まるストーリーには
常に「無償の愛」という裏テーマがついてまわる。

ミュージカルの中では
エイズ・同性愛・貧困・暴力などの
現代社会が抱える闇が背景として描かれているが
その中でも光り輝く希望へのメッセージが
随所に散りばめられている。

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「未来も過去もない、
今日という今を生きよう」

いつ発病するかわからない不安に脅える
HIVポジティブの人々。
そんな彼らが歌うNo day but todayの
シンプルで明確な歌詞には
誰しもが共感し、前向きになれるはずだ。

東京公演は11月25日まで。
ほとんどが完売らしいけれど、
ブレイクスルーチケットも出てるし
是非!!

明日もいい日でありますように。

at 01:23|PermalinkComments(2)

2006年11月04日

ハバナ(キューバ)のすすめ。

僕の夏休み未練タラタラ日記はまだ続きます。
帰りたい、太陽の待つカリブ海・・・。

突然だけど、人生で大切なものを
3つあげるとしたらなんでしょう?
「お金?地位?名誉?」

そんな悲しいことを言う人は是非キューバへ!
どうやらキューバにはその答えがあるらしい?
今日は社会主義国家キューバの首都、
ハバナのすすめ。

さて、すすめておいてなんですが
はっきり言ってキューバまで行くのはめんどくさい!
領事館でツーリストカードを取得しなくてはならないし、
アメリカと国交がないため入国するには
メキシコやカナダを経由しなければならない。

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だが、めんどくさい=だからこそ旅甲斐があるわけで
ようやく上空から陸地が見えたときは鳥肌がたった。
入国審査も厳しく、メガネと帽子を外させられ、
30分以上尋問されたがなんとか入国することができた。

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ハバナが美しい理由をひとつあげるとしたら
それは街中にマクドナルドがないから。
アメリカ資本が流入して来ないことで
昔からの街並みが、こうも美しく保たれている。
たとえキューバの複雑な政治史や革命史を知らなくても
人間は美しい風景を目の当たりにすれば
単純に感動できるから素晴らしい。
人生で大切なものは、
もしかしたらこのエモーションだろうか。

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旅は続く。
旧スペイン領ということもあり、
コロニアル調の建物がこれまた見事!
そのすき間を駆け回るクラシック・カー。
40年前と全く変わらない景色。
物資不足で新車が入ってこないという現状が
結果としてキューバの観光価値を高めているのは皮肉だ。

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そして、キューバを語る上で欠かせないのが
革命家チェ・ゲバラの存在。
国家の施設である防衛省の壁一面に掲げられており、
街中のいたるところでも
長髪ベレー帽姿の英雄を見かけることができる。

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そんなハバナ滞在中、
ふとした場面で物資不足を痛感させられた。
旅の連れが使い捨てカメラを買おうとしたのだが
街中どこを探しても売ってなかったのだ。
クラシックカーを今でも乗り回すキューバ人にとって
カメラを使い捨てるなんて論外なのかもしれない。

だが、この国の人々の表情に貧しさは微塵もない。 
人懐っこい笑顔や、活気にみちた街角、
耳を澄ませばどこからともなく聴こえてくるサルサ、
バルで飲むラム酒、道端でふかすキューバ葉巻etc。

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僕らとは違った思想を持つ国では
当然僕らの知らない人生の愉しみ方があるわけで、
そんな旅から帰ってきた直後は
何が人生で大切なのかわからなくなったりする。

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ここで教えてくれた「人生で3つ、大切なもの」が何か
自分の言葉ではまだうまく表現できないけれど、
キューバが舞台の映画『ブエナ・ビスタ・ソシアルクラブ』で
故コンパイ・セグンドが言うには、

「人生で大切なのは、花と女とロマンスだ。」

だそうです。
この国の、この景色の中で
90歳過ぎのおじいちゃんが残した名ゼリフ。
カッコいいなぁ。

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絶対また行く。
明日もキューバが平和でありますように。

【バックナンバー】
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vol.26セイシェルのすすめ【世界一のビーチを探して】 
vol.27ピトレスクなパリのすすめ
vol.28スリランカでアーユルヴェーダのすすめ
vol.29母島(小笠原諸島)のすすめ
vol.30地中海の楽園、マヨルカ島(スペイン)のすすめ 
vol.31南仏プロヴァンスのすすめ
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