2007年12月

2007年12月30日

マラケシュ&エッサウィラのすすめ

4年ぶりにモロッコを再訪しました。

マラケシュ&エッサウィラ。
「おまじないのセリフみたい」と言った
友達の感想は言い得て妙だと思う。
今日は名前からして不思議な
ふたつの世界遺産都市を紹介します。

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まずはマラケシュ。
不思議なのはその名前だけじゃない。
パリから飛行機で3時間南下しただけで
劇的に変化する色使い。
初めてこの町を訪れた人は、
まず条例で定められたピンク色の町並みに目を奪われ、
慣れてきたころに、町中にあるすべてのものが
カラフルであることに驚く。

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旧市街の中心にあるのが
こちらジャマ・エル・フナ広場。
学生時代に訪れた時とまったく変わらない喧騒。

別名「ジャマ・エル・ファナード(芸術家)広場」の通り、
屋台が立ち並ぶ横で
大道芸人、絵描き、民族舞踊家たちがそれぞれの技を披露し、
生活の糧を稼ごうと躍起になっている。

ただごちゃごちゃしているように見えて、
絶妙に調和したバランス。
町の色使いにも言えることだが、
この心地よい雑多感こそがマラケシュの魅力だと思う。

そして、エッサウィラへ。

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ここはマラケシュから車で2時間半ほど行った
太西洋に面した港町。

マラケシュと打って変わって、青と白の町並み。
まるでエーゲ海のリゾート地を連想させるが、
大西洋の荒波と吹きつける潮風、
そして風に舞うカモメたちが
ここは港町だと思い出させてくれる。

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ただし、港町特有の治安の悪さは感じない。
リゾート地ではお目にかかることのできない、
寒流で身の引き締まった魚介類は絶品だ。
エッサウィラに来たらシーフード、
これはお約束です。

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町を散歩していていると、
どこからともなく響いてくるコーラン。
イスラム圏ではお馴染みのBGM。
いろいろ旅をするようになってから、
結局、世界は宗教によって色付けられているのだと気付く。

宗教がかもし出す異国情緒を求め、
次のブログは
まだ未体験のヒンドゥー教国、
いよいよインドの登場!?かもしれません。

明日もいい日でありますように。


【バックナンバー】
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vol.2 ミコノス島のすすめ
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vol.9 VIA DELL’AMORE(愛の小道)のすすめ。【Lovers限定】
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vol.17ハバナ(キューバ)のすすめ
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