2008年03月

2008年03月24日

ゴア(インド)のすすめ。

今回の一人旅で一番良かったのは
南インドのゴア!

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旧ポルトガル植民地時代の建物が
他のインドの都市と一線を画している。
つまり、ここはインドで
もっともインドらしくない町。

正確には、現在ゴアとは州の名前であって
滞在したのは州都であるパナジという町だった。
ただ、インドの人たちも
周辺のビーチを含めてこのエリアをゴアと呼んでいる。
北インドの喧騒に疲れ始めていたからかもしれない。
居心地がいいと噂に聞いていたとおり、
すぐにゴアが好きになった。

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ゴアにキリスト教徒が多い。
それは漁を生業とする人々が多いからだという。
ヒンドゥー教は殺生を好まない、
だからキリスト教に改宗するのだ。
なるほど、宗教との距離感はそんなものでよいのか。
ゴアでは職が人を作り、さらには宗教を変えていく。


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ゴアはかつてヒッピーの聖地だった。
またイビザ島(スペイン)、パンガン島(タイ)と並んで
三大野外レイブの聖地だという人もいる。
今ではヒッピーこそ姿を消したものの、
ゴアという聖地が放つLove&Peaceなオーラが
世界中からHappy Peopleを呼び寄せ、優しく包みこむ。

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南北約50キロに渡り、ビーチが点在するゴア。
一番良かったのはパロレムビーチ。
バックパッカー向けの安宿がビーチに面して並んでいるので、
お金はないけど長くバカンスを楽しみたいパッカーたちが
ここに集まってくる。

太陽と海はタダである。
お酒も驚くほど安く手に入れることができる。
ああ、まさにここは天国?!

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そしてインド洋に沈む夕日は一見の価値あり。
北インドに疲れた人はゴアに向かえばいいし、
インドに抵抗がある人はゴアから入ってみるといい。
ここはインドで、もっともインドらしくない町。

明日もいい日でありますように。


【バックナンバー】
vol.1 イビザ島のすすめ
vol.2 ミコノス島のすすめ
vol.3 ドブロヴニクのすすめ
vol.4 サハラ砂漠のすすめ(前編)
vol.5 サハラ砂漠のすすめ(後編)
vol.6 バージュ・アル・アラブのすすめ
vol.7 シエナのすすめ
vol.8 牛追い祭のすすめ
vol.9 VIA DELL’AMORE(愛の小道)のすすめ。【Lovers限定】
vol.10『天国にいちばん近い島』のすすめ
vol.11ドイツW杯のすすめ
vol.12ザキントス島のすすめ
vol.13スペイン・アンダルシア地方のすすめ
vol.14シティ・ナイト・ライン(夜行列車)のすすめ
vol.15アラブ世界研究所@パリのすすめ
vol.16ネグリル(ジャマイカ)のすすめ
vol.17ハバナ(キューバ)のすすめ
vol.18やっぱ海でしょ!バラデロのすすめ
vol.19バックパッカーで行きたい、チェコのすすめ
vol.20ロンシャン教会のすすめ
vol.21マラケシュ&エッサウィラのすすめ 
vol.22ゴア(インド)のすすめ
vol.23神々が眠るカトマンズ(ネパール)のすすめ
vol.24ガンジス川で沐浴のすすめ
vol.25サナア(イエメン)のすすめ
vol.26セイシェルのすすめ【世界一のビーチを探して】 
vol.27ピトレスクなパリのすすめ
vol.28スリランカでアーユルヴェーダのすすめ
vol.29母島(小笠原諸島)のすすめ
vol.30地中海の楽園、マヨルカ島(スペイン)のすすめ 
vol.31南仏プロヴァンスのすすめ
vol.32マドリッドのホテルで一夜限り・・・のすすめ
vol.33セント・ジョン島のすすめ【世界一のビーチを探してⅡ】
vol.34近くなったドバイとアブダビのすすめ
vol.35オーベルジュ・バスクのすすめ
vol.36オランダがオレンジに染まるクイーンズ・デイのすすめ
vol.37週末限定!ベローズビーチのすすめ【世界一のビーチを探してⅢ】
vol.38プローチダ島(イタリア)のすすめ
vol.39ケファロニア島(ギリシャ)のすすめ

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2008年03月23日

一人旅はどうあがいても寂しい。

ナマステ!ご無沙汰しております。
インド・ネパール・スリランカの旅から無事帰国しました。
一人旅でした。

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よく「一人旅って寂しくないの?」と聞かれます。
寂しいに決まってるだろ?!!
あのタージ・マハルを目の前にしても
ただただ無言でシャッターを切るだけなんて!

遅れに遅れた夏休みを取得できたこの3月、
社会人の友達と休みがあうわけもなく、
選択肢は一人旅しかなかっただけです。

社会人だし本当はリゾートでも行きたかったけど、
ダイビングライセンスもないのに
バックパッカーが男一人でモルディブに行ったところで
ハネムーナーの格好の見世物になるだけだし。

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ってことで行き先は前から興味のあったインド。
噂には聞いてたけど、
空港での客引きは相当なものでした。
ぼったくりタクシー運転手どもが
俺の財布の中のルピーを狙って襲いかかってきます。
こういうとき、一人旅は無性に心細くなるものです。

しかし、なんといっても一人旅で一番寂しい瞬間、
それは一日3度もやってくる食事の時!!
今日一日の旅の感動を語り合う相手がいないということが
どれくらい寂しいかというと
クリスマスイブに一人で鍋を突付くくらい寂しいものです。

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『あまりに寂しいので鏡の自分と乾杯の図』

この瞬間をインド人カップルに見られ、
ものすごく恥ずかしかった・・・。
日本人の株というやつを暴落させてしまいました。
ごめんなさい。

そんなロンリーバックパッカーの相手をしてくれるのは、

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決まって子供か、

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はたまた犬か、

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暇なインド人くらい・・・。

一人旅は好き勝手できるし、
わがままな自分には都合がいいんだけど、
そろそろ卒業しようかな。
まあその分いろんなところ回れたんで
適宜ここに写真あげていきたいと思います。

「人生とは旅であり、旅とは人生である」
旅人中田さんは一人旅寂しくないですか?

明日もいい日でありますように。





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