2009年07月

2009年07月31日

母島(小笠原諸島)のすすめ

こちらのおすすめシリーズで
初めて国内の島を紹介することになりました。
今日は、東洋のガラパゴス、
小笠原諸島の母島のすすめ!

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さて、小笠原までのアクセスですが、
残念ながら飛行機はなくフェリーのみ。
竹芝桟橋からこちらの「おがさわら丸」で、
まずは父島まで、所要時間25時間。
今まで行ったどの海外よりも遠く感じました・・・。

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父島に着いたら
さらに「ははじま丸」に乗り換え
太平洋を南下すること2時間。
ようやく母島に到着したときには
東京を出てから約30時間が経過(笑)

さて、そんな母島が
いったいどんなところかといいますと、

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南国ムード満点のヤシの木が
そこかしこに群生していたり、

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ちょっと沖合に出ると、
鴨川シーワールドも顔負けの
可愛いイルカに出合えたり、

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「ヤドカリ注意!」の道路標識があったり、
(どうやって注意するんでしょう・・・)

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世界中でここだけという
ハハジマメグロという固有種が生息してたり、

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グリーン・ペペという
光るキノコが生えていたり、
(てか、これじゃわからんだろうけど)

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シャシャップという
見たことも聞いたこともない果物が売られていたり・・・

とにかく想像以上にポテンシャルを秘めた
ナイスな島でした!!
写真に収められませんでしたが、
満点の星空も素晴らしく、
現在、世界自然遺産登録に申請中というのも納得。

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それにしても海の綺麗さには本当に驚いた!
昔、このあたりの島々は無人(ブニン)島と呼ばれていて
その発音が訛って
今では小笠原の海の色を
「ボニン・ブルー」と呼ぶそうな。

沖縄でも、セイシェルでも、カリブ海でも
お目にかかれなかった独特の深い青でした。

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そんな母島滞在もあっという間の最終日。
「ははじま丸」の出港にあわせて、
ペンションのオーナーや
マリンショップのスタッフたちが見送りに来てくれました。

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人口450人という小さな島ですが、
この島の人々は優しさに溢れていました。
うーん、来て良かった・・・

と、その時です!!

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手を振ってくれるだけだと思ってたら、
まるでホームの電車のように船を追いかけ、
なんとそのまま港にダイブ(笑)

海の中まで続く熱い見送りに、
心から「またいつか訪れたい!!」と思いました。

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帰りのフェリー、
東京に近付くにつれてよどんでゆく海の色。
いつかまた、あの虹の向こうの
ボニン・ブルーに抱かれる日を夢みて。

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明日もいい日でありますように。

【バックナンバー】
vol.1 イビザ島のすすめ
vol.2 ミコノス島のすすめ
vol.3 ドブロヴニクのすすめ
vol.4 サハラ砂漠のすすめ(前編)
vol.5 サハラ砂漠のすすめ(後編)
vol.6 バージュ・アル・アラブのすすめ
vol.7 シエナのすすめ
vol.8 牛追い祭のすすめ
vol.9 VIA DELL’AMORE(愛の小道)のすすめ。【Lovers限定】
vol.10『天国にいちばん近い島』のすすめ
vol.11ドイツW杯のすすめ
vol.12ザキントス島のすすめ
vol.13スペイン・アンダルシア地方のすすめ
vol.14シティ・ナイト・ライン(夜行列車)のすすめ
vol.15アラブ世界研究所@パリのすすめ
vol.16ネグリル(ジャマイカ)のすすめ
vol.17ハバナ(キューバ)のすすめ
vol.18やっぱ海でしょ!バラデロのすすめ
vol.19バックパッカーで行きたい、チェコのすすめ
vol.20ロンシャン教会のすすめ
vol.21マラケシュ&エッサウィラのすすめ 
vol.22ゴア(インド)のすすめ
vol.23神々が眠るカトマンズ(ネパール)のすすめ
vol.24ガンジス川で沐浴のすすめ
vol.25サナア(イエメン)のすすめ
vol.26セイシェルのすすめ【世界一のビーチを探して】 
vol.27ピトレスクなパリのすすめ
vol.28スリランカでアーユルヴェーダのすすめ
vol.29母島(小笠原諸島)のすすめ
vol.30地中海の楽園、マヨルカ島(スペイン)のすすめ 
vol.31南仏プロヴァンスのすすめ
vol.32マドリッドのホテルで一夜限り・・・のすすめ
vol.33セント・ジョン島のすすめ【世界一のビーチを探してⅡ】
vol.34近くなったドバイとアブダビのすすめ
vol.35オーベルジュ・バスクのすすめ
vol.36オランダがオレンジに染まるクイーンズ・デイのすすめ
vol.37週末限定!ベローズビーチのすすめ【世界一のビーチを探してⅢ】
vol.38プローチダ島(イタリア)のすすめ
vol.39ケファロニア島(ギリシャ)のすすめ

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2009年07月30日

いくつかの奇跡。

僕らが出かけた小笠原諸島は
梅雨前線のさらに南にあったため、
完璧な姿の皆既日食を見ることができた。

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「皆既日食を見ると人生観が変わる」と言う人もいるが、
自分自身、何が変わったわけでもない。
もう過ぎたことだし、どちらかというと
次の日食を見に行く計画を考えたほうが楽しい。
けれども、国内46年ぶりという
貴重な体験を安易に劣化させないためにも、
今のうちに、少しだけ整理をしておこうと思う。

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皆既日食を振り返ってみると、
あれは「いくつかの奇跡」だったと思う。

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実際、日食自体は年に1~2度は起きる天文現象で、
それほど珍しくないのだが、
それでも今回、皆既日食で覆われた面積は
地球の総面積の0.5%程度だというから
その下に自分の国が入る確率は奇跡に近い。

同じ場所で皆既日食が見られる確率は
平均すると300~400年に一度。
ちなみ東京都23区内で皆既日食が見られたのは
前回が1460年、次回が2762年らしく、
東京は文字通りツキがない。

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さらに、今回小笠原近海はたまたま晴天に恵まれたが、
洋上の観測だったため、
もし風が強く、波が荒ければ実現しなかった。
観測が確実と言われていた悪石島や奄美大島、上海までもが
悪天候に見舞われてしまった点を考えても、
多少大げさだが、ここでも「奇跡」を意識せざるを得ない。

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また、以前の記事「20090722」では
「神様の贈り物」と書いたが、
太陽と月と地球という
3つの天体が絶妙なバランスで一直線に並ぶ現象自体、
奇跡以外何物でもない。

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地球という惑星に人類が繁殖し、
天文学を発達させ、
次回の日食を予測できるようになったのも奇跡。

高度な文明を築き、
月の影の位置までアクセスを可能にしたのも奇跡。

長い人類の歴史で自分が現代に生まれ、
平和を享受し、
経済的に不自由なく、
健康体で過ごしていることも
当たり前のことではない奇跡なのだと思った。

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結局、何が言いたいかというと、
今回、皆既日食という体験を通じて
自分のまわりにある「奇跡」たちを意識するようになり、
同時に感謝の念を抱かずにはいられなかった。

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もちろん、日食を見るまでもなく、
地球上に暮らしている僕たち人類は存在自体が奇跡だし、
自分の親、同僚、友達、恋人、妻、子供と
これまで&これからの出会う人間関係も
感傷的に言うならばすべて奇跡に違いない。

ただ、やはりそれらは普段意識しないことであって
日食という「いくつかの奇跡」が、
それ以上の「いくつもの奇跡」を気付かせてくれたことに
日食を見た意味があったかな、と思う。

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日常的なことも奇跡の産物なのだと教えてくれる
非日常的な皆既日食。
まさにアンリアルですな。
一度は実際に体験してみることをお勧めします。

明日もいい日でありますように。

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2009年07月26日

2009海の家イベントレポート

7月19日(日)に由比ヶ浜で開催した
Unreal Session Vol.11?海の家スペシャル?は
350名以上(途中から計測不可・・・)のお客さんに
遊びに来ていただきました。
本当にありがとうございました!!

当日のイベントの様子を、
写真と一緒にレポートしたいと思います。

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今回の会場は鎌倉駅から徒歩15分。
昨年の江ノ島西浜と比較すると
やや“オトナなビーチ”の由比ヶ浜。

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当日は快晴とはいかないまでも
雨の心配はなく、屋外イベント日和となりました。

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こちらが会場のCurrent(カレント)。
屋根がないので天候を心配したけど、
雨さえ降らなければサイコーに気持ちいい!

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Unreal Sessionでは
エントランスの際に、毎回先着にて
Mix CDをプレゼントしています。
なんだかんだでもう10作目!

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さて、17時からスタートしたイベントは
お客さんの入りも上々。
いつもの顔、初めての顔、どっかで見た顔・・・。
素敵な出会いや再会こそイベントの醍醐味☆

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ワンちゃんが遊びに来てくれたのは初めて。

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こちら会場遠景。
この日、由比ヶ浜で一番盛り上がっていたとのこと。
いや?やっぱビーチはいい!

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これで19時頃かな?
西の空を見上げると、見事な夕焼けが!

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さあ、日が落ちてからはみんなお酒が進む、進む。
楽しそうな顔のお客さんが多くて本当に良かった。
5月から準備してきた甲斐がありました!

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すっかり恒例となったバトルサークル。
けれど、ダンスイベントとは違って
和気あいあいとした雰囲気なので誰が出てもOK。

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いつもの仲間も笑顔でほっとします。
規模が大きけりゃいいってもんじゃなく、
いつも来てくれる人がまず楽しんでくれて、
それを見たり聞いたりした友達が輪に加わっていく、
そんなイベントが理想的。

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これは終盤でしょうか?
だいぶ飲みすぎてしまいました・・・。

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当日の楽しげな様子を、
ばっちり写真におさめてくれたのが
こちら右のさやかちゃん。
お疲れさまでした&本当にありがとう!

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いい意味で“遊び人”な仲間に恵まれ
イベントも着々と成長してこれました。

「8月末にもう一度海の家イベントを!」
そんなリクエストも多かったので、
ただいま鋭意調整中。
何か決まったらこちらでご案内します。

明日もいい日でありますように。


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2009年07月10日

よい子はマネしちゃいけない、夜の沖縄の遊び方。

沖縄、男7人やんちゃ旅行、最後の夜。
酒も飲み飽き、何をしようか考えていたところ
友人のひとりから
「肝試しでもしない?」と悪趣味な提案が。

(おいおい、冗談きついぜー)
と内心鼻で笑いながら
「それもいいかもねー」なんて相槌打ってたら
「楽しそうじゃん!」「行こう行こう!」などと
次から次へ支持の声が・・・。

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手元にあった沖縄ガイドブックから
仲間が見つけてきたのは中城●原ホテル。
完成間近に建設中止となり、
今では人気の(?)肝試しスポットになっているという。

おい、ちょっと待て。

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廃墟マニアの間では日本一との声もあがるほど
有名な場所らしく、DVDまで出ている!

見るからにおどろおどろしい外観。
昼間だって入るのにためらわれるのに、
夜中に肝試しなんて度が過ぎた悪いジョークだ。

「でも、酒飲んだら車じゃ行けないよね?」
と突っ込んでみたところ
「俺、飲まなくてもいいよー」と
なんとも模範的でありがたいご回答が。

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・・・ってことで
とりあえず目の前までやってきたのだが
満月の夜に浮かぶ威圧的な外観に
ただただ足がすくむばかり。

何を隠そう、お化け屋敷は俺の一番苦手なジャンルだ。

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こいつらは漢字も、英語も読めないのだろうか。
立入禁止(Keep Out)の看板の横を素通りして行く。

コウモリの素敵な歓迎を受け、いざ内部へ。

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抜群にセンスのいい友人が
コンビニで購入した照明は・・・ろうそく。
素敵な仲間に恵まれ本当に幸せです。

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馬鹿と煙は高いところが好きというが、
こちらの馬鹿どもは暗いところも好きらしい。

自分が先頭だと一歩も足が進まないだろう暗闇の中、
仲間らはぐいぐい前を行くので仕方なく付いていく。
ここで一人取り残されるのもゴメンである。

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先人のアーティスティックな壁画に
腰を抜かしそうになりながら
ただただ無言で歩いて行く。

・・・もういいんじゃないでしょうか。

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廃墟だけあってツタが絡まったり、

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ゴミが散乱したり。

その時、見えてしまったのだ。
暗闇の中に何か浮かぶものを。
あれは・・・目?

ダメだ。リタイア・・・。

ってことで、
Most Bibiri Player、MBPの称号を頂戴し、撤収。

沖縄、最後の夜は
素敵な仲間と、素敵な思い出ができました。
おっかないさー、沖縄。

明日もいい日でありますように。


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2009年07月08日

MJ追悼。

ロサンゼルスに行ってきました、
・・・なはずはなく、
ただ何かできることはないかと思い、
向かった先は赤坂2丁目の「鉄板焼ダンテ」。

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かつてマイケル・ジャクソン氏も来店したこのお店。
そして、その時に座っていたというのがこちらの椅子。

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別に追っかけではないのですが、
とりあえずスリスリ、なでなでしておきました。
壁にはマイケルとの記念写真も飾られていました。

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マイケルの名曲・名盤をあげたらキリがないのですが、
これ1枚ということで選ばせてもらうなら
クィンシー・ジョーンズ・プロデュースの
『Off The Wall』でしょうか。

POPというよりはSoul・R&B色が強く、
捨て曲一切なしの名アルバム。

当時、別に普通のでいいんだけど・・・と思いながら
渋々買ったちょい高めのピクチャー・ヴァイナル盤も
今じゃ大切な宝物です。

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イベントでもMix CDでも使わせていただいた
2曲目の『Rock With You』は、
何百回聴いても飽きない名曲。
今となっては、聴けば聴くほど、
透き通った声が切なさを増してゆくなぁ。

MJと同時代を生きられたことに感謝。

明日もいい日でありますように。

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2009年07月07日

今年もやります!海のイベント【7月19日】

お待たせしました!
海のイベント、今年もやります!

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昨年、片瀬江ノ島西浜で開催し
150名以上のお客さんに遊びにきていただいた
Unreal Session海の家スペシャルですが、
今年は由比ヶ浜に場所を移し、パワーアップして開催します!

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会場となるこちらのCurrent(カレント)は
代官山Signや外苑前Officeの
プロデュースで知られるTransitの経営!
下見時はまだ建設中だったけど、
完成後はシャレた空間になることまちがいなし!
あの人気イベント「House Nation」も
2週間後にここでやるみたいです。

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UNREAL SESSION Vol.11 ?海の家スペシャル?

【日時】7月19日(日)17?22時
【会場】Current@由比ヶ浜
【料金】一般1500円
【アクセス】鎌倉駅から徒歩10分、江ノ電由比ヶ浜駅から徒歩5分
【DJs】Tsubaki,K-1,Satoshi,TKC,Ryo-Chin
【VJ】Yu-ki
【音楽】Hip Hop,R&B,House,Raggae etc.

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屋根がない海の家なので
雨天の場合は残念ながら中止ですが、
晴れたらこんな素敵な夕焼けを見ながら
お酒を飲めるので我々スタッフも楽しみです。

当日はいい天気になりますように。

at 23:10|PermalinkComments(2)