2010年01月

2010年01月14日

マドリッドのホテルで一夜限り・・・のすすめ

スペインの首都マドリッド。
泊まるなら絶対にオススメなのが
こちらの「Hotel Silken Puerta America」。

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外観もそこそこ奇抜だが、
注目すべきは内装と
それを手がけたデザイナーの顔ぶれ。

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フロントはジョン・ポーソン、
1Fはザハ・ハディッド、
2Fはノーマン・フォスター、
というように12Fまでの各フロアを
世界の名だたる建築デザイナーが担当するという
ファンなら垂涎ものの夢のようなホテルだ。
(ちなみに日本から磯崎新氏が参加し、10Fを担当)DSC_0415




















さて、自分が泊まったのは、
こちらのザハさんのお部屋。↓

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壁やベッド、机すべてが曲線の独特な空間は
一昨年東京にやってきたモバイル・アートそのものだった。
素材には、特殊な人工大理石を用いたという。
まるで宇宙船の中にいるようだ。

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このおばさん(←失礼!)、
インスブルックのスキージャンプ台に続き、
2012年ロンドン五輪の水泳センターも建築予定らしく
今後ますます名前を聞く機会も増えるのでは?

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さて、もともと残念ながらマドリッドは
パリやローマ、ロンドンなど欧州各国の首都と
見比べてしまうと観光資源に劣る街であるのは否めない。

ただ、掘り下げると面白いのが
マドリッドのまた憎めないところ。DSC_0606





















ソフィア王妃芸術センターは
ピカソの名画中の名画「ゲルニカ」を所有しているし、


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リニューアルしたサン・ミゲル市場とその周辺では
グルメなタパスバルがそこかしこにあり、
飲み歩きながらハシゴを存分楽しむことができる。


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なんといっても、マドリッドは夜が面白い。

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道行く先々で出会う
ストリートミュージシャンの音色に耳を傾けつつ、

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締めくくりは、宇宙一の豪華キャストによる
銀河系軍団レアル・マドリッドのエンターテインメント。

そして、さきほどのホテルへ戻る。
昼間とはまた違ったエロティックな外観に出迎えられ
マドリッドの一日は美しい思い出のまま終っていく。

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5つ星を与えられたこのホテルで、
許す事なら何泊でもしていきたいところですが、
ここは敢えてダラダラせず、
次の日はバルセロナかアンダルシアへ、がポイント。

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飽きっぽい自分は、マドリッドに数日いたら
きっと退屈してしまうに違いない。
官能的なホテルに泊まりつつ、
一夜限りのお付き合いくらいが、きっとちょうどいいマドリッド。
情熱的な部分の思い出だけを胸に刻んで、
旅は続いていく。

明日もいい日でありますように。

【バックナンバー】
vol.1 イビザ島のすすめ
vol.2 ミコノス島のすすめ
vol.3 ドブロヴニクのすすめ
vol.4 サハラ砂漠のすすめ(前編)
vol.5 サハラ砂漠のすすめ(後編)
vol.6 バージュ・アル・アラブのすすめ
vol.7 シエナのすすめ
vol.8 牛追い祭のすすめ
vol.9 VIA DELL’AMORE(愛の小道)のすすめ。【Lovers限定】
vol.10『天国にいちばん近い島』のすすめ
vol.11ドイツW杯のすすめ
vol.12ザキントス島のすすめ
vol.13スペイン・アンダルシア地方のすすめ
vol.14シティ・ナイト・ライン(夜行列車)のすすめ
vol.15アラブ世界研究所@パリのすすめ
vol.16ネグリル(ジャマイカ)のすすめ
vol.17ハバナ(キューバ)のすすめ
vol.18やっぱ海でしょ!バラデロのすすめ
vol.19バックパッカーで行きたい、チェコのすすめ
vol.20ロンシャン教会のすすめ
vol.21マラケシュ&エッサウィラのすすめ 
vol.22ゴア(インド)のすすめ
vol.23神々が眠るカトマンズ(ネパール)のすすめ
vol.24ガンジス川で沐浴のすすめ
vol.25サナア(イエメン)のすすめ
vol.26セイシェルのすすめ【世界一のビーチを探して】 
vol.27ピトレスクなパリのすすめ
vol.28スリランカでアーユルヴェーダのすすめ
vol.29母島(小笠原諸島)のすすめ
vol.30地中海の楽園、マヨルカ島(スペイン)のすすめ 
vol.31南仏プロヴァンスのすすめ
vol.32マドリッドのホテルで一夜限り・・・のすすめ
vol.33セント・ジョン島のすすめ【世界一のビーチを探してⅡ】
vol.34近くなったドバイとアブダビのすすめ
vol.35オーベルジュ・バスクのすすめ
vol.36オランダがオレンジに染まるクイーンズ・デイのすすめ
vol.37週末限定!ベローズビーチのすすめ【世界一のビーチを探してⅢ】
vol.38プローチダ島(イタリア)のすすめ
vol.39ケファロニア島(ギリシャ)のすすめ



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2010年01月09日

あけましておめでとうございます!

あけましておめでとうございます!
ドリコムブログが3月に閉鎖するのに伴い、
2010年よりこちらのlivedoorブログにお世話になり、
ボンジュール日記を更新していきたいと思います。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。

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さて、既に新年もスタートを切り一週間が経ちましたが、
私、初日の出の瞬間は
生まれて初めて洋上で迎えました。
年末はクリスマスから10日ほど旅してました。

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旅はいいっすねーホント。
(うんうん、って頷いてくれてます?)
このブログを飽きもせず覗きに来て下さる方は、
少なくとも「旅」嫌いではないと信じたいです。

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「世界は一冊の本であり、
旅をしないものはその本を一頁しか読めないだろう」
byアウグスティヌス
これは僕の好きな言葉のひとつ。

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確かに、旅先で出合う人、景色、価値観は
すべてが非日常的な存在であり、
遠い異国に行けば行くほど、その刺激は大きくなるもの。
だから、僕は遠く、遠くを目指しているつもり。
(この場合の遠くは、単純に距離ではないのだけど)

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かたや一方で、
「ロバが旅に出たところで、馬になって帰ってくるわけではない」
との西洋のことわざもあります。
別に、旅なんてそんなもんです。

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それでも、やっぱり旅が大好きで、
頭の中で考えるのは「次はどこへ行こうか」ばかり。
別に「馬」になりたくて旅するわけじゃない。
そもそも、旅にでるのに理由など必要ないでしょ。

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何はともあれ、2010年スタート。
今年はどんだけ世界を見れるだろう。
コンセプトは変わらず
明日もいい日でありますように。

本年もよろしくお願いいたします!CSC_0319



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